チベットで"Free Tibet" という言葉を喋れる日

katamachi2008-03-14

 おおさか東線に乗るべく家を出ようとしたら、とんでもないニュースが。

 チベット動乱から49年となる10日以降、中国チベット自治区ラサで中国当局政府に対する市民の抗議行動が激化し、14日には中心部の商店街から出火、警察隊がデモ隊の鎮圧に催涙弾を撃つなど混乱が広がっている。AP通信や米政府系のラジオ自由アジア(RFA)のほか中国の国営新華社通信も報じた。戒厳令が敷かれた89年の暴動以来最大の規模に広がる勢いだ。
「チベット騒乱拡大 デモ数百人、自殺図る僧侶も」2008年03月14日20時27分

中国のチベット(Tibet)自治区の中心都市ラサ(Lhasa)で数日間続いている中国のチベット統治に対する抗議活動は14日、激しさを増し、中国の国営新華社(Xinhua)通信や旅行者の情報などによると、店舗に放火するなどの暴力的な事態に発展しているという。(中略)暴動が発生しているのは、ラサ中心部にあるチベット仏教で最も聖なる寺院とされるジョカン(Jokhang)寺院の近辺。
チベットの抗議活動、暴動に発展かAFP、3月14日

 今まで概略がよく分からなかったが、「ジョカン(Jokhang)寺院の近辺」(下の写真)って、チベット・ラサのど真ん中じゃないの……

 前の大規模デモから19年。漢人によるチベットの経済支配が強まり、今ではジョカンもポタラ宮も周囲は漢字だらけ。それに、五輪も迫っている中で、中国政府が警察を投入して鎮圧に入った。新華社も状況を伝えている。ということは相当な事態になっているのだろう。
 さて、こんなとき、どのように言えばいいのか分からない。
 とにかく、チベット、そしてラサで"Free Tibet" という言葉が自由に喋れる日が来ることを希望してやまない。