阪神なんば線の初日一番電車に乗る。

 昨年春は、新今宮の簡易宿泊場に泊まった後、久宝寺駅からJRおおさか東線の一番電車に乗車した。
 なら、今年もやろうか……と、阪神なんば線のダイヤを調べてみた。新線区間に最初に入るのは阪神尼崎4時50分発。なんで、駅前の東横インを抑え、前泊することにした。
 阪神尼崎に23時半に着き、阪神西大阪線の西九条行きの最終電車を確保。阪神1000系6連。数人のマニアに送られながら、去っていった。
 今朝は4時に起床。ただ寝起きが悪く、身支度していたら発車十分前。慌てて駅へ向かう。
 三番線に止まったいたのは阪神1000系6連。一両目はすでに百人くらいで埋まっていたんで、二両目に。大学鉄研の大先輩と合流する。近鉄本社のOB。近鉄阪神という異文化が結合する記念すべき日にどうしても乗りたい、と、僕と同様、尼のホテルに泊まっていたのだ。
 放送は始発電車のまもなくのスタートを伝えている。ゆっくり写真撮影をしている余裕はなさそうだ。
 4時50分。定刻にスタート。
 まだ帳が降りたままの高架線を走り抜ける。次は大物。ここらは西大阪線時代と同じ。だけど、淀川を渡ると、いよいよ新線区間が近づいたんだと意識し始める。
 西九条駅、5時1分。ちょっと遅れている。ここで待ち受けていた客を乗せ、まもなく発車。
 防音壁に囲まれた真新しい高架線を進み、川を渡ると、一息に降りていく。トンネルに入ると、九条。次はドーム前。駅間距離はかなり短い。
 桜川では、阪神の乗務員が、近鉄の乗務員と交代する。ここで2〜4分停車する列車も多い。反対側には難波始発の電車が停車している。
 次は大阪難波。一番線に入る。ここで出発式が行われたようだ。
 この後、東花園からやってきた近鉄からの直通一番電車で大学鉄研の現役たちと合流し、

  • 西九条駅。新設の改札口を利用してみるが、マニアは皆無
  • 九条駅。意外に人がいない。難なく記念カードと記念入場券をゲット
  • ドーム前駅。かなり広い。売店が開いていて、阪神新駅の駅名標ストラップ付のキリン生茶をゲット
  • 桜川駅。南海汐見橋駅は今日も閑散としている。別の後輩に会い、近鉄の記念カードを物々交換でゲット
  • 前回のエントリーでも書いたんだけど、車種・両数によって各ホームの停止位置はバラバラ。で、開業初日で不慣れなのに加え、雨も降っていて、停止場所のズレている列車を何度か見た。桜川駅での両社乗務員の交替が妙に初々しかったのが印象に残った。

 そして、難波から難波始発なのに阪神1000系が使われる快速急行に乗車。生駒へ向かう。生駒では、奈良から阪神なんば線に直通する快速急行の一番電車と遭遇。これも一両目は満員状態だった。そろそろセレモニーが始まるんだけど、時間切れ。まだ何か物足りないところもあるんだけど、それはまた別の話。