地デジ対応32インチテレビを買ったのに見たい番組がない。

katamachi2009-05-22

 先週、我が家に、地上デジタル対応の32インチ液晶テレビがやってきた。シャープのAQUOS LC-32E5。
 購入したのは4月22日。ヤマダ電器で7万円強、ポイント10%。同時にパナソニックのブルーレイHDDも手に入れた。昨年末に引っ越ししてから何度か購入を試みながらタイミングを逸し続けてきたのだが、ついに購入の決断をして即金で支払った。思いついた理由はただ1つ、ちまたで噂の「けいおん!」を見たかったからだ*1
 ただ、ヤマダに在庫がないとか言う理由で到着は遅れ、僕が海外を渡航していたこともあり、到着したのは5月14日になってから。
 それから一週間。正直、地デジ液晶テレビ&ブルーレイHDDを買ったのを少々後悔している。番組表をカチャカチャ閲覧しても、見たい番組がどこにもないのだ。
 とりあえず、この一週間に視聴したテレビ一覧。

  • 5/14(木) 深夜に「けいおん!」第6話。録画したのだけど、生で見ることにした。ここらはビデオ以前からアニメ好きだったマニアの性か。高校を舞台にした学園祭物。中身的には想定内の作品だったけど、それなりに楽しめた。opとedを大画面で見れるのは嬉しい
  • 5/15(金) 翌日の法事に備えて両親と弟が泊まりに来る。弟と「時をかける少女」(細田守版)のDVD。ずーっと小さなテレビ&パソコンで見てきたので、大画面で見ると新鮮。と、共に、作画がイマイチなところとかアラが目立った。11時半に毎日放送(TBS系)にあわせるが、そこに筑紫哲也がいないことに気付いた。「探偵ナイトスクープ」のネタがあまり面白くなく、早めに就寝。
  • 5/16(土) 土曜の朝は相変わらず見たい番組がない。夜も同様。大画面を持てあます。「タモリ倶楽部」を録画しておく。
  • 5/17(日) 「プリキュア!」にあわせてみるが、やっぱり自分にはダメみたい。ならば、と、「サンデーモーニング」に変えるが、張本の「喝」を見逃してしまった。午後はツレと映画館で「天使と悪魔」。
  • 5/18(月) 夜にテレビの前。22時→23時に、朝日→毎日→関テレ(フジ系)とニュースを追う。新型インフルエンザを追いたかったのだけど、どの番組にも興味を持てなかった。前週の「けいおん!」6話を3回ぐらい視聴。2日前の「タモリ倶楽部」を見るけど、惰性的な興味しか抱けなかった。
  • 5/19(火) 前日に懲りてNHKにしておく。久米と筑紫のいない夜は寂しい。「涼宮ハルヒの憂鬱」の再放送らしいのがやっていると聞いたのでKBS京都で視聴。考えてみると、本放送時は最大でも3分ぐらいしか見てなかったので、1話通して見るのはこの日が初めて。野球の話。ナウなヤングにこの作品が人気だったというのは何となく理解できた。ハマることはなさそうだけど、とりあえず次回も見るか。
  • 5/20(水) 仕事が休み。でも朝も昼間も見たい番組は何もない。「機動戦士ガンダム」DVDを1〜24話。富野が神だった頃を懐かしく思う。前日に撮った「シャングリ・ラ」。キャラの好みだけでチェックしたのだが、予備知識なしで見たからか中身に入り込めなかった。「けいおん!」6話を2回視聴
  • 5/21(木) 「けいおん!」6話をまたまた2回視聴。深夜の7話待ちで現在に至る

 改めて思い起こすと、ここ7年ほど、テレビ番組というのをまともに見た記憶がない。
 80〜90年代にかけてそれなりのアニメ好きを自負していたし、一時期は週に二十数本(含む再放送)はテレビアニメを見ていた。バラエティもドラマも映画もそれなりに見ていた。
 だが、2000年に半年ほど海外に出かけて以来、そこらの興味がかなり薄れてしまい、「おジャ魔女どれみ」シリーズの終焉と共にアニメ番組から気持ちが遠のいた。実家から仕事で名古屋に移って環境が変わったのも一因だった。
 いや、それでもアニメオタクである自分を捨てきれなかったのだろう。何度かテレビアニメを見ようと試みはした。だが、シリーズをずーっと見続けるのは苦労した。印象に残っているテレビシリーズは「ハチミツとクローバー」と「のだめカンタービレ」ぐらい。どちらもアニオタが好んで見る番組でもない。
 単に三十路になって興味が拡散してしまった(保守化してしまった)というのがそもそもの要因。
 あと、この時期、アニメの作画がデジタル化されて動きが均質になったことへの拒否感が根底にあったと自覚している。
 そしてネットの存在。つまらないテレビを見ているより、パソコンを通して新たな情報を手に入れることに魅力を感じた。
 毎週、テレビを見るという習慣を失うと、テレビのリモコンを触ることも少なくなった。ニュースすらも見なくなった。
 一時期、「ムーブ!」というニュースワイド番組を継続して見ていた。関西ローカルの夕方の帯番組なんだけど、宮崎哲弥橋下徹勝谷誠彦、須田慎一郎といったアクの強いレギュラーのコメンテーターとマジメな番組造りが気になっていたのだ。ただ、放送時間が夕方なんでチャンネルを合わすのは職場。そして寂しいことに、局の方針が変わってしまったのか、経費節減や合理化のためなのか、惜しまれつつも今春で放送が終了してしまった。
 2009年現在、自分が20歳代の時に見ていた番組もほとんど残っていない。続いていても往時のようには楽しめない。
 テレビが面白くなくなった……とは、あちこちで聞かれる話だけど、テレビに興味すら抱けなくなった自分はどうすればいいんだろう。草なぎメンバーに煽られて地デジテレビをわざわざ買ったのに、ここまでツマらない番組ばかりになっているとは。同世代の30歳代、あるいはもっと若い10・20歳代の連中はどんな番組を見ているのだろうか。
 と、時間つぶしで無意味にボヤいていたら、「けいおん!」第7話が始まった。せめてこの番組に対する関心だけは持続したいなあ……と思ったりもするのだけど、それはまた別の話。

*1:当方、十数年前に「カードキャブターさくら」を見るべくBS対応ビデオ購入の前歴有り