パンダを見に、南紀白浜アドベンチャーワールドへ行く

katamachi2009-09-10

 南紀白浜へ行くことになった。アドベンチャーワールドという私設動物園&遊園地にパンダを見に行くことになったのだ。
 人生でパンダを見たのは2回。
 1度目は上野動物園。カンカン・ランランがまだ健在の1979年だ。70年代後半でも客寄せパンダ効果はまだ絶大で、大勢の人だかりができていたが、僕の気持ちはその日の夜に東京駅から乗り込む寝台特急「さくら」の方に移っていた。ブルトレブーム真っ盛りの頃でした。
 2度目は四川省本場の成都動物園。1994年の春、敦煌から夜行列車で成都へ向かい、そのまま動物園に直行した。園内に10頭はいたが、それだけいるとかなり有り難みも薄れる。大きな檻の隅で寝そべっていたので、現地の人のマネをして、指先で背中をつんつんとしてみた。無反応。「白のパンダを どれでも 全部 並べて」と歌っていたのはパフィーだが、どちらかという黄色く薄汚れていた記憶が鮮明に残る。
 基本、動物は好きだけど、パンダにはあまり思い入れはない。
 でも、渡世の義理を断るほどの意欲もなく、8月22日、なんとなく流れで新大阪駅から特急「くろしお」に乗りました。夏休みの土曜日にもかかわらず、9両編成は天王寺を過ぎても乗車率は6割程度。高速1000円化でモロに食われてしまったんでしょうね。

「ミミちゃんとパンダ・コパンダ」 うた水森亜土


パンダ パパンダ コパンダ


パンダ パパンダ コパンダ

パンダ パパンダ コパンダ

パンダ パパンダ コパンダ


ママ ママ ちっちゃいちっちゃいママ

パパ パパ おっきいおっきいパパ

さかだちしようよ

はらっぱ にっこにこよ

さんにんいっしょだもん

わっはっは だもん


パンダ パパンダ コパンダ


パンダ パパンダ コパンダ


パンダ パパンダ コパンダ


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 と、この日の午後、目で追っかけている限り、パンダは飯を食っているか、ゴロゴロしているだけでした。
 ここにはパンダが7匹いて、外の写真のは2歳の愛浜と明浜。ほ乳瓶を加えているのが0歳の梅浜と永浜。こどもパンダって死ぬほどカワイイっす。もう一匹、16歳のパンダも展示されていたんだけど、誰もカメラを向けていなかったなあ。観客って残酷です。「押さないで!」、「フラッシュは焚かないで!」、「こどもの方の優先タイムです!」とか係員が叫んでいるのに、無視している人も多数。鉄道趣味の現場でもそうなんだけど、マニアな人よりフツーの人っぽい人たちの方が無茶苦茶をするってのも同じなんだなあ。
 で、パンダを見ていて思いだしたのは、それと対照的な「パンタコパンダ」。上映されたのは上野にパンダがやってきた1972年。かなりキワモノ的な作品なんだけど、宮崎駿が実質的な演出作業を初めてやった作品として興味深い作品。
 なんだけど、同行者は知りませんでした。宮崎が大ブレークした90年代初めまで、関西の読売テレビで毎年のように放送されたんで歌まで諳んじているんだけど、他の地域ではあまり知られていないんだなあ。
 ちなみに、2作目の「雨降りサーカス」では、「トラちゃん」というサブキャラが出てくるんですが、それは白浜じゃあ、生後1ヶ月の赤ちゃんライオンかな。真夏の猛暑の中、赤ちゃんライオンと記念撮影ができる体験会でペタペタ触られていて、そのウンザリとした顔がまた気の毒だったんだけど、それはまた別の話。