2010年3月13日ダイヤ改正をまとめる
木金と出張で雪の丹後半島へ行っている間にダイヤ改正の発表があったようですね。事前に発表のあったとおり、不採算部門を粛々と整理を進めたという感じ。
主な話題はJR西に集中していますね。
- 「北陸」「能登」廃止(臨時急行の名称が明らかにされていないのはなぜだろう。寝台も着くの? 485系? 「越前」復活か)
- 485系「雷鳥」が定期1往復のみ
- 大糸線のキハ52が置き換え
- 雷鳥レールゴーサービス廃止
むしろ、細々と普通列車の運転本数を減らしているのがやはり気になる。山陽線区間の須磨〜西明石間は毎時4本運転か。JR四のローカル特急もいくつか減らされています。
以下、そのまとめ。
JR西日本
平成22年春ダイヤ改正について
およびそこからリンクされている各支社の情報
JR西日本北陸地方
- 「サンダーバード」・「雷鳥」25往復(うち週末臨2往復)→23往復に
- 北陸特急23往復のうち、485系「雷鳥」は1往復のみ
- 681・683系、そして残る「雷鳥」も平日に6両運転が出現
- 和倉温泉行き特急が富山行きの付属編成から、金沢行きの基本編成の和倉温泉延長に変更(運行時間も変更)
- 和倉発1本廃止、朝の七尾線ホームライナー「おはようエクスプレス」廃止
- 「雷鳥レールゴーサービス」廃止(たびたびお世話になった「ひかりレールゴーサービス」亡き後もやつていたのは知っていたけど、まだやっていたんだとふと思ったり)
※ダラダラと走っていた北陸特急の削減はまあ仕方ないか。485系は1往復だけになるんだね。
※前者は419系が気になるところ。何も報道がないのは朗報って所か。キハ52はさすがに仕方ないか。青春18シーズンは変なのが殺到しそうだし、時期をずらして行ってみるか。で、高山本線朝のキハ58はどうなる? 定期運用から離脱しないのか?
JR西日本関西地区
※JR西で数少ない前向きな変更が行われる路線。これで単線区間を原因で生じていたダイヤの乱れが少しは緩和されるかも。車両が比較的新しいのに置き換えられるのは、20年前から揉めていた角屋との騒音裁判が原因です
- 片町線、全駅で7両化
※同志社前〜木津間各駅でのホーム延伸拡大。祝園留置線完成。これで京田辺駅での分割併合が解消され、アーバンネットワークの隘路となっていた単線区間が少しはマシになるか。区間快速が増えるのは個人的には朗報。前の改正でズタズタになったダイヤが少しは良くなるよ。
- 姫新線姫路〜上月間高速化完成
※電化するか否かといろいろ揉めたけど、新型気動車導入による増発と言うことでとりあえずは良かったのかな。かなり運転本数が増えているね
※これは仕方ないのか。詳細がないとコメントもできない
JR西日本中国地方
- 「いなば」早朝深夜の臨時が時間変更→定期化。「サンライズ」との上郡での接続中止
※石橋ゲル長官肝いりの臨時便(昔の無印「出雲」の役割を引き継いでいた)が廃止か。石破茂のブログを見ていると、御本人はよく使っていたようだけど。これも自民党下野になつたがゆえの処置か(違う??)
- 運転本数の見直し
※中国地方は細かなダイヤも出ているね。西条〜広島〜岩国間の快速の普通への格下げが積極的に行われている。呉線の減便も激しい。あと、なにげに鹿対策での速度抑制→所要時間増も気になる
JR四国
※一足早く今年も減量ダイヤに移行した四国がさらに深化させる
JR東日本
- 特急「成田エクスプレス」増発 東京〜成田空港間1往復増(27往復に)の上に、新宿・高尾・横浜・大船行をそれぞれ増便。
- 武蔵小杉駅に、「成田エクスプレス」「湘南新宿ライン」・横須賀線の全列車停車
- 南武・横須賀・横浜・武蔵野・京浜東北線で増便
- E233系の投入拡大
- 「さざなみ」の整理
※京成の成田新線開業を前にして拡充策に打って出た感じ。東京から空港までの運転本数は増やすのが難しいのが辛いところ。基本、増便ながら、内房線特急の減便は気になるところ
という感じで、関東地区がまあまあ頑張っているのに対し、JR西を含めた西日本の減便が激しい……というのが今回の改正の特徴。趣味的には、「北陸」「能登」の廃止と、485系の運行縮小、キハ52の引退あたりが盛り上がるところか。青春18きっぷシーズンを外して、一度くらい、冬の金沢へ行ってみるかとか思ったりもしたのだけど、それはまた別の話。