夏コミ8/15 とれいん工房新刊は「鉄道未成線を歩く vol.8 東京の新線構想2030」

katamachi2014-08-09


 暦の上ではAugustですか。
 よく見れば、この日記、今年最初の更新ですね。
 お久しぶりです。とれいん工房のkatamachiです。3年前の夏に「オタクが結婚生活で初めて気づいた趣味の「無駄」と「効率性」の話 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」って記事を書いたら、記事の更新ペースがパタッと落ちてしまったのを痛感します。

 まあ、それはさておき。
 今年も夏コミが近づいてきました。とれいん工房の参加予定は8/15(金)の西ホール鉄道系です。

  • 新刊 「鉄道未成線を歩く vol.8 東京の新線構想2030」 2014年8月発行 80ページ
  • 既刊 「鉄道未成線を歩く vol.6 関西国電篇」2011年12月発行 104ページ
  • 既刊 「遊覧鉄道を撮りたい!」(3)2012年8月発行 76ページ」

 新刊は、未成線シリーズ、東京圏における新線鉄道構想についてまとめてみました。2014年5月からスタートした交通政策審議会の「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」の検討に感化された本です。

 一部の自治体は、2012年頃から鉄道新線を具体化するための研究会を開き、報告書をまとめ、住民向けや関係者のアピールを行い始めました。それはすべて2014年から始まる交通政策審議会で答申路線として採択してもらうため。ここで議論され策定されたビジョンは、東京圏の中期的な鉄道計画マスタープランとなります。近年は15年に一度のペースで審議会の答申路線(答申で整備・検討すべきとされた路線)が発表されています。
 今回、交通政策審議会が2015年度中に次の答申=鉄道構想をとりまとめるとされています。
 そこで、本書は、2000年の運政審18号答申で策定された新線構想の現状を振り返りつつ、次に2015年度に策定されるだろう「東京の鉄道構想ビジョン」を描いてみたわけです。
 この頃、都知事がいろんな理由で突然辞めたり、一部自治体が具体化もしていないのに地下鉄建設のアピールを始めたり、JRが羽田アクセス新線を突然言い出したり……と無茶苦茶な状況になったのに感化されたんです。久しぶりに「面白く」なった。交通政策審議会が答申を出した後に企画すれば良かったのですが、その前に勢いだけで本を作ってみたくなったんですよ。
 気合い入れて本を作っていたのですが、昔のような踏ん張りがなくなりました。徹夜すると気力も集中力も続かない。さすがに疲れました。
 とか言いつつ、入稿したのは本日朝。はたして当日間に合うのか……とも思うのですが、それはまた別の話。