とれいん工房、2017年末の近況報告。冬コミは委託ででます。
とれいん工房ことid:katamachiです。はてなダイアリーを定期的に更新しなくなって5年。なんとか生きています。
6年前に「オタクが結婚生活で初めて気づいた趣味の「無駄」と「効率性」の話 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」って記事を書いた後は公私ともに忙しくなり、さらに2年前の春、こどもが生まれたのが大きいです。鉄道マニア的にいうと「2M1T」の生活となったため、彼女の世話やら保育所の送迎やら何やらしていると、外出することすらままならない。あと、自宅用PCの調子が悪くなってネットに繋げにくくなったんですよね。更新がままならなくと習慣性を失ってしまった。ブログという手段を巡る環境が変わったのも大きいです。twitterもやってますが、はてなブックマークと連携させている延長以上のものではないですね。
そんなあれこれをしているうちに、今年もクリスマスの日です。あと1週間。
備忘録をかねて2017年を振り返ります。
夏のコミックマーケット新刊「京阪未成線を歩く」
2017年夏コミの新刊は「京阪未成線を歩く」でした。
などをまとめてみました(表紙総天然色40ページ)。
1999年8月に同人誌として出した「鉄道未成線を歩く 京阪南海篇」、そして2001年8月にJTB出版事業局から商業出版した「鉄道未成線を歩く 私鉄編」を全面修正して作り直した形になります。JTBの本が2016年に版元絶版となったので別な形で残しておきたかったのです。
- 作者: 森口誠之
- 出版社/メーカー: JTB
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
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- 作者: 草町義和
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/02/13
- メディア: 単行本
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冬コミは委託で頒布します。
夏は想定より売れてしまって途中で完売しました。
鉄道系書店で委託したり、冬も増刷したり……と考えていたのですが、我が家の厚生労働大臣から「ストップ」がかかり、冬コミにはエントリーしていません。
ただ、知人のサークル「鉄道資料頒布会」さんで委託します。どうぞ、お立ち寄り下さい
- 12月31日(3日目)
- 委託先 鉄道資料頒布会(東地区R39-b)
- 委託頒布 「京阪未成線を歩く」(500円)
3月に奈良県五條市(五新線)であったシンポジウム「全国未成線サミット」に参加しました
3月4日に奈良県五條市であったシンポジウム「全国未成線サミット」でパネラーとして参加しました。国の「国土政策フォーラム」の一環で、NPO法人五新線再生推進会議、奈良県五條市、国土交通省、土木学会土木史研究委員会の共催です。未成線の跡地を鉄道遺産として活用する方法を模索する趣旨で開催されました。
翌日は、五新線のバス専用道(通常はトンネル入口など閉鎖中)を関係者や他自治体からの参加者と共にマイクロバスで見学した後、城戸バス停付近であった「木レールのイベント」(バス道に往復1kmの木製レールを敷き、その上をプラレールの車両で走らせる)に参加しました。
詳細は「幻の鉄路」遺構活用の夢と課題探る…奈良県五條市でシンポジウム | レスポンス(Response.jp)を参照してください。
2015年8月に島根県浜田市で未成線の今福線の利活用を目指したシンポジウムがあり、そちらにもパネラーとして参加しました。浜田市役所は「広浜鉄道今福線|浜田市」と専用のページを作り、ツアー客の誘致やイベントの開催に取り組まれています。
実際に鉄道車両が走ることがなかったゆえに、地元には当時の「資料や記録」、そして住民の「記憶」があまり残っていないため、活用方法にはアイデアが必要となります。いろんな地域で取り組みが広がることを期待しています
東洋経済新報オンラインで記事を書きました
2015年から年に数本、「東洋経済新報オンライン〜鉄道最前線〜」で記事を書いています。以前からこのブログを見てくれていた編集者さんから依頼があったからです。
森口 誠之 | 著者ページ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
2017年だと3本書きました。
記事になった日付を見ていただくと分かると思いますが、話題となったタイミングよりズレているんですよね。私がもたもたしている間に旬を過ぎてしまうのです。昨年は「来年こそ2ヶ月に1本は書きたい」と思ってましたが、それすらかなわず。2018年は……無理な目標はやめときます。
あと、2016年11月に書いた「北海道庁は「JR在来線」を守る気があるのか | ローカル線・公共交通 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準」という記事が下記の本に収録されています。
「鉄道最前線」ベストセレクション なぜ南武線で失くしたスマホがジャカルタにあったのか
- 作者: 東洋経済オンライン
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/04/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「鉄道ジャーナル」で記事を書きました
依頼があって、原稿を2本書きました
です。
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2016/11/21
- メディア: 雑誌
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プライベートでは「フルムーン夫婦グリーンパス」。
個人旅行はなかなかできなかった1年ですが、プライベートでは10月に「ひかり」「はやぶさ」を乗り継いで南北海道と青森、秋田を旅しました。
嫁さんとの合計年齢がついに「88歳」を越えたんで、高峰三枝子の混浴セミヌードで話題となった「フルムーン夫婦グリーンパス」を使いました。2人分で「5日間 82,800円」。これでグリーン車乗り放題って、小学生のときからの僕の「夢」でした(?)。
ただ、当家の厚生労働大臣との折衝で「鹿児島中央(さくら)姫路(ひかり)東京(はやぶさ)新函館北斗(北斗)札幌」を1日で縦断する案は見事に却下され、「京都(ひかり)東京(はやぶさ) 新函館北斗」ってあたりが限界でした。
意外だったのが、この旅にお供で付いてきた2歳の娘(席は確保されませんが、無料なんです)。
以前から「こまち」のプラレールが好きだったんですが、「はやぶさくん!だいすき」「つがるちやんが……」「ひかりちゃん(の動画)みせて」と家に帰ってきてからもやたらと騒ぐようになったのです。
なんで12月には彼女のもう一つの夢だった「アンパンマン列車」を乗るため高知へ行きました。本当、嬉しそう。
別に洗脳した訳ではないんですが「鉄道趣味道」にのめり込んでしまいました。たぶん来年ぐらいは「プリキュア」とかそっち方面に行っちゃうのでしょうけど……
というわけで、なんとか鉄道趣味活動は継続しています。先に紹介した「オタクが〜」の記事でも書きましたが、別に現状が不満と言うこともないんですね。状況にあわせて趣味活動のベクトルを買えてみるのを模索している毎日です。娘が親から卒業してくれるときは60歳か……と考えれば気が遠くなるのですが、それはまた別の話。