「自分の体験談」で文章を紡ぐと言うこと 〜「ヨソ者=『2級市民』」その後〜

 先日、地方都市に住んでヨソ者=「2級市民」として扱われた違和感。 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月という記事をエントリーした。その冒頭、

  • ある地方都市に引っ越すことにした
  • アパートの契約段階で、「共益費2000円+町内会費525円(●●ハイツ住民向け)」という文言を見つけた
  • 従来からの住民は月額費不要だが、アパート住まいの周辺住民は払わねばならない、と不動産屋の説明を受けた
  • 「区別」されているのが理不尽と主張すると、「僕がきちんと町内会行事に参加するなら大家さんと交渉してみる」とのこと。ただ、担うべき行事は町内会参加や掃除やなんやらかなりたくさんある
  • 「すみません。わかりました525円、払います」
  • 「オレって『2級市民』扱いかよ」……と釈然としないまま帰途についた

という個人的体験を書き連ねた。
 住んでいる家屋の形態によって町内会費や役務に「区別」があるというのはおかしい。それが僕の不満の種であった。
 ただ、その記事を読んだ知人から、体験談の記述の曖昧さの指摘を受けた。そして事実誤認の可能性も。
 「えっ?」と調べてみると、確かに僕の理解自体に不十分なところがあった。町内会費の「区別」にもそれなりに意味合いがある。というか、まったく逆の解釈もできることも。
 今回は前回の記事自体を検証するエントリーを書いてみたい。

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