2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪圏における新線鉄道構想50年の歩み大阪公営系

前回のエントリーで書いたように、大阪市営地下鉄の計画に対して、戦後、私鉄各社や大阪府なんかが反対の意向を表明していくのですが、許認可を下す運輸省もどちらを選択すべきなのか困惑する。それは東京なんかでも同様でして、東京都と営団、私鉄各社の思…

大阪市の「市営モンロー主義」と大阪府の存在

夏のコミックマーケットに当選しました。サークル名は"とれいん工房"で、8月19日(日)の西地区"む-28b"です。刊行する本は「鉄道未成線を歩く4 大阪市交通局篇」(仮題)の予定。ただいま、千日前線の校正作業の途中です。 で、大阪市の地下鉄の歴史を語る上で…

アフリカにもあった石景山遊楽園モドキの遊園地

5月のゴールデンウィーク明けに日本のワイドショーなんかで話題になっていた中国北京にある石景山遊楽園。あの、ミッキーマウスや白雪姫と七人の小人、ハローキティ……そうしたディズニーや日本のキャラクターっぽい着ぐるみが園内を歩いているという、ちょ…

モロッコの二階建て電車を撮っていて警備員に捕まった話。

モロッコの鉄道って意外に立派なんです。 アフリカの鉄道と言ったら、日本や欧米よりレベルの低い車両や設備しかないんじゃないか......と思われる人が多いのではないでしょうか。実際、東アフリカや南部アフリカだと、貨客とも自動車輸送に食われて列車は週…

「砂の城の殺人」とチュニジアと国境越えの謎

砂の城の殺人 創元推理文庫作者: 谷原秋桜子,ミギー出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/03/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (58件) を見る 今回のモロッコ行きの旅に持って行きました。 創元推理文庫から出ている谷原秋…

国鉄分割民営化の時の鉄道マニアを想う

旧国鉄→JRと引き継がれてきた労使問題に絡むあれこれは、鉄道マニアにとって、アンタッチャブルな存在であり続けた。 国鉄の経営危機、そして分割民営化問題が世情を賑わし始めたのは80年代になってからのことである。70年代には国鉄の各労働組合に対するシ…

押井守の新作は「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」か……

押井守の新作が公開されるそうです。 世界が注目するアニメ界の鬼才・押井守監督(55)が、次回作として森博嗣の小説「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」を映画化すると20日、東京都内で開いた会見で発表した。公開は来年。「愛と生と死…

新潟県寺泊の弥彦フェリーがトロッコ機関車の動態保存を企画中。

以前、日本粘土鉱業岩手鉱業所のDLが11年ぶりに稼働。で書いた日本粘土鉱業岩手鉱業所(岩手県岩泉町小川地区門)の北陸重機工業のディーゼル機関車。お嫁入りした新潟県長岡市寺泊の観光会社、弥彦フェリー株式会社(越後七浦周遊航路)のトロッコ機関車保存…

モロッコで120万円を貢いできたという日本人の話

モロッコから帰ってきました。 帰りの便も行きと同じカタール航空。カサブランカ→ドーハ→関西空港というルートでした。モロッコから関空までの所要時間は21時間(ドーハでの乗り継ぎ2時間も含む)。北アフリカだからたいして遠くはないや......と思っていたの…

"ポストのりつぶし"を模索した鉄道旅行派マニアたちの動機。

かつて日本国有鉄道という組織がまだ存在していた頃、国内各地に広がっていた国鉄線を乗りつぶそうと志したマニアたちがいた。宮脇俊三やチャレンジ2万キロの存在が彼らを未知の世界へと駆り立てた。 夏休みともなると、ローカル線の車内は旅行者で溢れ、駅…