近鉄難波線と阪神西大阪線。

近鉄・阪神、整列乗車は大丈夫か? 乗車位置バラバラ
asahi.com、2006年12月12日11時22分
 09年春に始まる予定の近鉄奈良線阪神電鉄相互直通運転に、難題が持ち上がっている。阪神西大阪線の延伸で奈良から神戸・三宮までの約65キロが一本化されるが、長さもドアの位置も違う両社の車両が乗り入れることになり、ホームの乗車位置が列車ごとに大きく変わるからだ。両社は乗客の混乱防止を「運輸部門の最重要課題」と位置づけ、対策を急いでいる。


 大手私鉄同士の乗り入れといえば、京成&京急(浅草線)、東武&東急(日比谷線半蔵門線)なんてのが過去にありました。京成なんかは地下鉄乗り入れに合わせて1372mmから1435mmに改軌していました。それぞれ車両のサイズが違うから、車両や台車なんかも全部いじくらなければならない。そこらは東京都や運輸省あたりが主導して規格を統一していったと聞いています。
 でも、在阪5大手私鉄は、独自の路線を歩んでいったのですね。神戸高速鉄道を介して、阪急と阪神、山陽が並んで走っていましたが、車両規を一つにするまではなかなかいかなかった。
 で、阪神。どうするのでしょうか。昔っから近鉄阪神の規格の違いについては問われていましたが、もはや統一する気はなさそうですね。最近、近畿車輛で造った新車を見ても、デザインから何から自社内でおいてすらも揃えるそもりがなさそうですから。
 趣味的には、そういうバラバラというかイレギュラーな車両が多い方が楽しいのですが、現場や利用者は大変そうな。そーいえば、近鉄もなんだかゲテモノ車両が多いなあ……とか思い出したのですが、それはまた別の話。