海外からわざわざ鉄系はてなダイアリーに来た奇特な人たち
この日記。8月22日ぐらいからページビュー数、セッション数(実訪問者数)共に飛躍的に伸びてしまいました。人気ブログからトラバ→はてなブックマークで飛び火……という分かりやすい構図です。
まあ、日記をちょこちょこ書き連ねていると、日々のアクセス数の推移とかはやはり気になるわけですね。「オレは俺の好きなことを書いている。どーでもいいやそんなこと」と予防線を張ってはいますが、まあそれはそれ。
そうした数字を分析してくれるのにGoogle Analytics http://www.google.com/analytics/ja-JP/という便利なものがあります。サイトを訪問したユーザーの参照元やサイト内での行動を把握するためのデータ収集ツールらしいのですが、私の場合、ブログのページビュー数ってどうやって表示するのかなと試行錯誤しているうちに間違って登録しただけで、正直、そこでのデータを使いこなせていないというか、何も使っていないのが現状です。
それでも興味深いデータはいろいろありまして、たとえば、この日記の人気順位、すなわちセッション数(実訪問者数)を並べていくと、
- 種村直樹が歴史的使命を終える瞬間を見てしまった
- 日本の空港と鉄道で24時間化が進まない理由
- 大阪市民の力を結集して2008年大阪オリンピックを成功させよう!
- 奥祖谷観光周遊モノレールに行ってきました。
- 県庁所在地の大書店に行っても探している本がない
- ここ17年間で廃止された鉄道、42路線のリストを見てウンザリしてみる。
- 国鉄分割民営化の時の鉄道マニアを想う
- 繁華街とピンク街
- タイ・バンコクのメイド喫茶akibaに行ってきました。
と、ここ一週間のネタ3つが食い込んでいるのが分かります。
百以上の様々なデータ分析を報告してくれるこのGoogle Analyticsで、個人的にツボに入っているのが「地図上のデータ表示」のページ。どんな国や地域、あるいは都市から来たのか、そのセッション数、平均ページビュー数、平均サイト滞在時間 が表示されるんです。運営者によっては都市別データでマーケティング展開や書き込み内容を練り直すなんてことをしているのでしょうが、少なくとも私には関係ありません。興味があるのは、「なんでこんな国から、日本ローカルの情報しかない自分の日記を訪問しているんだろう」というその一点だけ。「地図上のデータ表示」から1位の「Japan」以下の国別データを拾い上げてみましょう(2006.10.1〜2007.8.25)。
順位 | 国名 | セッション数 | 平均PV数 | |
---|---|---|---|---|
2. | Taiwan台湾 | 150 | 2.38 | |
3. | United States アメリカ | 126 | 1.86 | |
4. | Thailand タイ | 76 | 1.54 | |
5. | Turkey トルコ | 71 | 3.25 | |
6. | China 中華人民共和国 | 66 | 1.82 | |
7. | (not set)不明 | 26 | 2.27 | |
8. | Australia オーストラリア | 23 | 1.00 | |
9. | South Korea 韓国 | 23 | 2.57 | |
10. | United Kingdom イギリス | 12 | 1.92 |
国名の次の数字の「セッション数」は訪問者数です。「平均PV数」は訪問者が閲覧したページ数。「平均PV数」が1に近ければ、誤爆、すなわち検索エンジンなどの都合で間違えてこられた可能性が大ということになります。事実、8位のオーストラリアの平均滞在時間数は「00:00:00 」。以前、同国のガイドブック、ロンリープラネットを紹介したことがあるのでその関係で来られたのでしょうか。でも閲覧開始ページはバラバラだしなんか別の意図があったのだろうか。その他の国は平均サイト滞在時間が5〜10分で、いくつかのページをクリックした形跡もあるので、日本語を理解する人……いや海外在住の日本人の方が見てくれたと言うことが想像できます。
面白いのが4位に来るタイ。閲覧開始ページのトップは「タイ・バンコクのメイド喫茶akibaに行ってきました。」でした。リンク先の関係者が見ているのか、あるいは英語表記の地名を検索エンジンが拾っていくのか分からないですが、41のセッション数(訪問者数)がありました。バンコク資本のメイド喫茶について褒めているのでたぶん問題はないと思いますが。
もう一つ、5位にランクされているトルコですが、閲覧開始ページが「アフリカ縦断旅行の豆知識」。ああ、イスタンブールの日本人宿かどこかからのアクセスなんですかね。そーいや、あの界隈の安宿、アフリカ縦断旅行とかアジア横断旅行の情報を求めてネットの前に座っていた人たちがたくさんいたよなあ……
以下、もう少し下位の国をリストアップしていくと、
11位(セッション数"11")France、12.位(8)Germany 、13.位(7)Hong Kong・Malaysia、15位 (6)Singapore、16.位(5)New Zealand・ Canada、18位(4)Philippines 、19位(3) Morocco、India、Sri Lanka、 United Arab Emirates、 Spain、24位(2) Ireland
という感じになります。ニュージーランドから来た人の平均ページビュー数「4.00」、カナダが「9.20」、フィリピンが「6.25」と意外に多いのが疑問。日本から仕事できている鉄道マニアの方なのかなあ。一体、何を見てくれていたのか不可思議ですが、嬉しい限りです。また、19位に来ているモロッコからは3回アクセスありましたが、これは私です。2007年6月にモロッコのネットカフェから覗きに来たので日付共々間違いない。
最後に同率25位、すなわちセッション数(訪問者数)「1」という国をリストアップすると、Austria. Vietnam. Jordan. Bangladesh. Cambodia. Sweden. Afghanistan. Laos. Hungary. Latvia. Russia. Switzerland. Belgium. Uzbekistan. Indonesia. Qatar. Tanzania. Rwanda……うわあ、アフガニスタンやルワンダ、カンボジア、タンザニア、ウズベキスタン……戦争や内線やっているところからも来ていただいています。Swedenをのぞけばサイト滞在時間数が「00:00:00」ばかりなんで単に検索エンジンの都合で間違えて来られただけなんでしょうが……。はたして他の日記、ブログ、ホームページを運営されている方って、どれぐらい海外からのアクセスがあるのでしょうか。他人事ながら非常に気になっています。
今朝、イギリスに輸出された日本製の電車のことを書いたのでUnited Kingdomからのアクセスがどれだけ増えるのか楽しみです。ならば海外在留者向けの日記をたくさん書けばいいのでしょうが、そうすると過疎化がさらに進んでしまいそう……と思ったりもするのですが、それはまた別の話。