今朝、起きたら蔵書の山があるオタク部屋でボヤが起きていた
「4月1日は「3つまで嘘をついていい」と定められた日です。」と、書いて寝たのが午前2時頃。
この後、朝と昼と夜に一本ずつ、エイプリールフールだと予防線を張りながら、最近の鉄道を取り巻くいくつかの話題について辛口で語るつもりでした。
ところが、就寝から3時間後の午前5時頃。
突然、目を覚ましました。
なにか変な匂いがする。寝ぼけ眼で手を動かしてみると、手元が熱い。
なにかが萌えている、いや燃えている。オレの掛け布団から煙が出ている……ひええええ。
とにかく風呂場へ突入。残り湯があったので事なきを得ました。
えっ、タバコは吸わないし、料理もやっていないのになんで……
なんとか枕元で眼鏡を発見。ようやく全体像が分かりました。
昨晩、ちょっと寒いんでハロゲンストーブを付けていたんですが、寝相が悪くのたうち回っているうちに、布団がヒーターに当たってしまったみたい。で、掛け布団が加熱して発火し、それをオレの手で触り……ようやく気がついた。というわけです。
が、威勢良く水を巻きすぎたので、周囲に置いていたマンガ本がいくつかビチョビチョに。読みかけの本が半焼およびびちょ濡れの刑に処せられました。
飛び散った羽毛、ぬれてしまった部屋の整理整頓をしていたらもう6時過ぎ。
ああ、昨日、中東出身の二つの、いや一つの神様を小バカにするようなことを書いたからこんな報いを受けたのだろうか……とちょっと本気で考え込んでしまいました。
オタクな部屋が火事になったらどうなるんだろう
被害総額は以下の通り。
- 堀田あきお「アジアのハッピーな歩き方」 手塚プロで足をやっていた漫画家のバックパッカーによるアジア旅行記。まだ半分しか読んでなかったのに……
- 柳沼行「ふたつのスピカ 14 (MFコミックス フラッパーシリーズ)」。積読にしていたこれと13巻を未読の山から掘り出し、一息に読み切ったのに……
- エロマンガ2冊。これは極めて駄作で再読はしないつもりだったが……
- 朝食用のコンビニご飯
- 冬布団。これが一番キツい。
結果からすると、これだけ。とにかく、早朝、ご近所さんにご迷惑をかける事態にはなりませんでした。
ものが捨てられないオタクの一人とし、自分のミスで4冊のマンガがダメになったというのは極めてショックです。でも、冷静に考えてみたら、被害がこれだけというのはまだマシな方かも。
丸焼けになりかけた布団の側には、同人誌数百冊をまとめた段ボールがありました。その先には、新書や文庫などが数百冊床に平積み。ここまで延焼していたら……と考えると、ぞっとします。
で、その隣には旅行・小説・経済系の本が中心に千冊以上が詰まった書棚。逆向けに行くと、ホットカーペット伝えに数千冊の鉄道本・マンガ本、数千枚の切符が入ったコレクションファイル、数百両の鉄道模型車両、数え切れない食玩類、原稿執筆用に集めたコピーの束。もちろん本業関係の書類もいくつか。
被害総額にすると、いかがなものになったのか。
いや、モノを喪失したときのショックとはどのようなものになったのか。
オタクって、絶対、自分の家を火事にさせたらいかんよな。もし不幸なことになったら、二度と立ち直れなくなりそう……と痛感しました。
さて、現在、消火から1時間半。さっきから換気をしているのですが、まだ焦げ臭い臭いが部屋に立ちこもっています。布団がなくなったので毛布にくるまりながら、火事の原因となったハロゲンストーブを付けて暖まっています。こいつのせいで全財産を失うことになったかも……と思うと微妙な気もするのですが、それはまた別の話。