地下鉄四つ橋線の十三乗り入れか……

北ヤード新線、大筋合意 大阪市地下鉄四つ橋線乗り入れ2006年12月09日、asahi.comトップ > 関西 > ニュース

 阪急阪神ホールディングス傘下の阪急電鉄大阪市国土交通省は8日、再開発が進む大阪市梅田貨物駅(北ヤード)の跡に鉄道を通す原案を固めた。大阪市営地下鉄四つ橋線と相互に乗り入れ、建設費は1千億円程度とされる。阪急や国交省は早期着工を目指しており、財政難の大阪市がいつ費用負担に応じるかがカギとなる。
 原案では、新線は四つ橋線西梅田駅―北ヤード―阪急十三駅の2.9キロで、大部分は地下を走る。北ヤードはJR大阪駅の北にあり、約24ヘクタール。うち東側の約7ヘクタールは11年に街開きし、商業施設やマンション、ホテルなどができる。新駅は北ヤードの中央に造る。
 原案は、都市路線の利便性向上を狙う都市鉄道等利便増進法(昨年8月施行)を活用。建設の主体は、新たにつくる第三セクターか、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が担い、営業は阪急と大阪市交通局が請け負う。
 建設費用は、国と地元自治体が3分の1ずつ負担。残る3分の1は建設主体が借り入れ、阪急と大阪市が支払う施設使用料で返済する。
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 これも1972年の都市交通審議会答申13号のあたりから検討され続けた計画ですね。1989年の答申では建設主体と想定されていたのは阪急でしたが、第三セクターで運営方針を目指すのか。梅田貨物駅跡の再開発に絡んでの計画推進なんでしょう。阪急新大阪線絡みでの新大阪駅乗り入れについても後段で触れています。
この記事のポイントは以下の4点です。

  • 平成19年度予算で都市鉄道等利便増進法絡みの補助金を申請することを前提
  • 「原案を固めた」主体として大阪市国土交通省が入っているから実現の可能性はかなり高い
  • その割には建設主体、運営主体が曖昧。
  • 現在の西梅田駅は北に延伸できる構造になっていない。肥後橋から新線を作る形になり、かなり大々的な工事になるはずだが、そこらには触れていない。
  • 大阪市議会関係者は、今里筋線の湯里6丁目方面への延伸を望んでいるのではないか

 とりあえず、あと2週間ほどでその可否は見えてきそうですね。