エチオピアに行こうと思う。
ここ数年のゴールデンウイーク、毎年のように海外へ出かけている。1年で一番動きやすい時期だからというのもある。
いろいろ行きたいところはある。究極の目標はハワイのワイキキビーチなんだけど、そこまで達観できるまでに情念とオタク心を満たしておきたい国はまだまだ。世界は広い。
毎度の如く、「なんでそんな国に行くの?」と家族や知人たちから尋ねられるんだけど、特に深い理由はない。あえて言うなら今まで行ったことがないから。
自分のパソコンの中に入れてある「まだ行ったことはないけどぜひ行きたい国リスト20」のうちから、団体でしか行けないブータンとか、遠すぎるウルグアイとか、ややこしいスーダンとかを外して、いつもお世話になっているマップ・アクロス(HIS系)http://www.maptour.co.jp/でフライトの値段を調べてみると以下の通り。
目的地 | エアライン | 経由地 | 値段 |
---|---|---|---|
エクアドル・キト | KLMオランダ | アムステルダム | 185,000円 |
グアテマラ | デルタ | 成田 | 226,000円 |
スリランカ・コロンボ | タイ航空 | バンコク | 98,000円 |
チュニジア・チュニス | アリタリア | ローマ | 79,000円 |
ポルトガル・リスボン | KLMオランダ | アムステルダム | 111,000円 |
スロベニア・リュブリャナ | エールフランス | パリ | 120,000円 |
エチオピア・アジスアベバ | エミレーツ | ドバイ | 181,000円 |
最近イスラムづいていたんで、そろそろ久しぶりに中南米に……と思っていたのだけど、航空運賃がやたらと高くなっている。関空〜アメリカ便が激減した関係かと思ったけど、成田発でもたいして変わらない。エクアドルへ行くのにオランダ経由というのも凄いなあと思ったけど、そーいや、先の経済危機で在日のブラジル人たちが祖国へ帰る際は、中部〜ドバイ〜サンパウロ便を使ったというもんなあ。アメリカ合衆国の入国とかビザとかの関係もあるのだろうけど、中南米が遠くなってしまった。
じゃあ、スリランカ……と先週末に準備と下調べをし始めたら、「スリランカ 軍、LTTE拠点制圧 市民5万人なお『盾』に」という記事が各紙に出ていた。420人のゲリラが殺されて拠点も落として、戦況は落ち着いたというニュアンスの記事もあったけど、これだと、首都も含めて無差別爆破テロがいつ起きてもおかしくない。11年前にクロアチアから新ユーゴ経由でマケドニアに抜けたとき、コソボの戦争が始まったときと重なって冷や冷やした思いをさせられた。外務省の「海外安全情報 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=6」は首都コロンボでも「十分注意してください」と四段階で一番低い数字のまま。う〜ん、そんな暢気なことでイイのだろうか。外務省。とりあえず渡航者にとってはあまりアテにはならなさそうだし、かといってあまり無茶をはしたくない。
で、結局、エチオピア・アジスアベバに落ち着いた。その理由も特にない。なんとなく、この前の月曜日に行きたい熱が高まったから。火曜日になったらやはりスリランカも……とか言いだしていたんで、もうほとんどノリみたいなものです。
フライトはこんな感じ。
航空券代金181,000円に、諸経費込みで200,570円。エミレーツ、中部便を3月で廃止しながらも高級ブランドイメージがきちんと付いてきた(シートテレビで700番組、日本映画だけでも20番組見れるというのは凄い)し、強気に出ているなあ。
サーチャージが10,000円というのは朗報だけど、う〜ん手数料2100円か。HIS、先に言ってよ。後で調べたら他社だと1万円ほど安いプライスが……ああ、もういいか。
次はエチオピアの国内線。
ワンフライトで外国人料金でも50ドルくらいで乗れたんだね。10年前は。でも、今はどうなっているのか……
エチオピア航空の東京の代理店で調べてみた。
4便あわせて航空券代金50000円に諸経費込みで55640円。外国人料金がべらぼうに高くなっている。ううん、これも予想外に高い。
現地に行けば宿代300円ぐらい(ただし南京虫だらけ)だし、飯代も1日500円もあればそれなりにイイものが食える。ほとんど経費がかからないはずなのに、航空運賃だけで予算(総額20万円)をかなりオーバーしてしまった。
これから、エジプトとかチュニジアならいつでも行けそうだけど、エチオピアは今回踏ん切りを付けなければいけなさそう。
とりあえず、ガイドブックを購入。
E09 地球の歩き方 東アフリカ・ケニア・タンザニア 2008~2009
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/04/05
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
Lonely Planet Ethiopia & Eritrea (LONELY PLANET ETHIOPIA AND ERITREA)
- 作者: Matt Phillips
- 出版社/メーカー: Lonely Planet
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: ペーパーバック
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
一応、アジスアベバ〜ディレダワ〜国境〜ジブチ間に旅客列車は走っている。たぶん週に3本くらい。「歩き方」には毎日14時発とあるけど実際に自分らでは調べてないんだろうな。ソースは不明。サハラ以南の国の列車は無ダイヤ状態で運転している所も少なくない。10時間遅れようが我慢はできるが、乗れるか否か。それだけがちょっと不安。
さて、今回も備忘録を書いておいた。帰国してまた機会があれば報告編を書くと思うけど、それはまた別の話。
ルーマニアの蒸気機関車。そして旅に出るための準備&最近買った本 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月