10月3日に「片町線115年〜覚えておきたい10の出来事〜」という講演をします。

katamachi2010-09-11

片町線は明治時代に開通した東大阪市内でもっとも古い鉄道路線です。かつては名古屋・大阪間の直通列車が走り、「鉄道唱歌」にも登場します。その後ローカル線となってもいち早く電化され、軍需輸送を担うようにもなりました。明治〜昭和の未公表写真や古文書約100点(複製資料含む)を展示し、片町線の紆余曲折の歴史をひも解きます。
鴻池新田会所 10月2日(土)〜11月7日(日) 特別展「片町線ノスタルジイ」

 片町線鴻池新田駅の近くに「鴻池新田会所」という重要文化財があります。駅名の由来ともなった鴻池家の施設で、今は東大阪市文化財課の手で郷土資料館として運営されています。
 この秋、そこで片町線の特別展示をすることになり、不肖の身ながら私が「片町線115年〜覚えておきたい10の出来事〜」という演題で講演することになりました。

  • 講演「片町線115年〜覚えておきたい10の出来事〜」
    • 日時 10月3日(日) 13:30〜15:00
    • 講師 森口誠之氏(鉄道ライター)
    • 定員 先着50名(もう少しいけるとか?)
    • 内容 "関西で一番地味な鉄道は片町線" "牛より遅い片町線" "関西国電の墓場 片町線"と有り難くない異名がたくさんある片町線。趣味的にもほとんど話題になることはないけど、1895年開業以来115年、そのあゆみの中にはいろいろ語るべきこともたくさんあった。独自の路線を歩んできた孤高のアーバンネットワークを今、明らかにする

 →というような内容を喋ります。



 高校鉄研の大先輩のご紹介があって図録の製作や展示のお手伝いをしているうちにこんなことになってしまいました。
 とれいん工房として1996年に刊行した「片町線百年史」という212ページの本を出したことがきっかけで商業本デビューを果たしたんですが、それから14年が経ち、今度は片町線の歴史に関する講演をすることになるとは……。ただいま鋭意制作中です。
 日曜日ですが、日時があうようならぜひ来てください。
 ちなみに、ベタベタな演題は「ホッテントリメーカー」(http://pha22.net/hotentry/)で作ったというのは、はてなーだけの秘密にしておいてください。でも、そのお陰で「覚えておきたい10の出来事」を考えないといけなくなったんですけど、それはまた別の話。