川崎重工の「SWIMO(スイモ)」が走っている(末尾にお知らせ)

 川崎重工は、車載用ニッケル水素電池「ギガセル(※1)」を搭載した次世代型低床電池駆動LRV(※2)「SWIMO(スイモ)(※3)」を完成しました。(中略)当社は、播磨工場構内(兵庫県加古郡播磨町)に新たに敷設した試験線(全長約2km)において、今回完成した車両を用いて走行試験を実施し、「SWIMO」に搭載した「ギガセル」電池の基本性能を確認しました。今後は、5分間の急速充電により搭載電池容量の2割の電力を蓄え、追加充電なしに10km以上走行できることを実証するほか、積雪寒冷地での走行試験や「ギガセル」電池の性能確認などを行う予定です。
川崎重工、ニッケル水素電池搭載の低床電池駆動路面電車「スイモ」を完成 低床電池駆動路面電車「SWIMO」が完成、日経ブレスリリース、2007.11.19(画像あり)

 関西ローカルのテレビニュースで走行シーンを見たが、なかなかカッコイイ。 「SWIMO」のスペックは、

  • き電:直流600V 架空線および車載電池
  • 車両構造:3車体3台車連節構造(全長15m)
  • 定員:62人
  • 運転最高速度:40km/h(設計最高速度:50km/h)
  • 非電化区間可能走行距離:10km以上

というところ。架線がないから線路周りもすっきりしている。LRTの新規投入を考えているところは、堺市埋立地で実験走行しているトランスロールの走行は不安定とも聞くし、川重のシステムの方が理想的かもしれない。問題は実用性に耐えられるか。そしてコストは適正で量産に耐えうるか。そこら辺かな。