マンガ

大英博物館に眠る「風の谷のナウシカ」と「宗像教授異考録」と「土偶ファミリー」

先日のイギリス旅行、スコットランドを中心にブリテン島の北部を回った後、ヨーク経由で再びロンドンに戻ってきました。2011年10月13日のことです。 ただ、僕も連れ合いもエジンバラ滞在中にカゼを引いてしまい、しかも、無理してヨークの国立鉄道博物館に4…

秋葉原になれなかった大阪・日本橋という街

この前、朝日新聞の社会面に小さく載っていた「「アキバ系」店舗が急増 日本橋」という記事のネタ元を捜してみた。日本橋(にっぽんばし)とは大阪最大の電気屋街。ここで地域情報Webサイト「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE」を運営している会社の「日本橋地域の…

講演会「三田平凡寺と我楽他宗」を聞きに行きました。

彦根まちなか博物館セミナー「三田平凡寺と我楽他宗」 日時:平成19年10月20日(土)14:00〜15:30 場所:アル・プラザ彦根6F 大学サテライト・プラザ彦根 会議室 (JR彦根駅前) 講師:漫画コラムニスト 夏目房之介氏 本講演では我楽他宗の主催者であり、三…

糾弾された作品を封印した人たちの振るまい

「封印作品の謎」と「封印作品の謎 2」を読了。前作については、今月、文庫版が出ていたんだね......調べてから本屋へ行けば良かった。封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫)作者: 安藤健二出版社/メーカー: 大和書房発売日: …

なんだか身につまされた「酒井七馬伝」。

この週末、本来は東北に行くつもりでした。3/16発の特急「日本海3号」で秋田へ向かい、3/17はキハ58の運行が終焉を迎える花輪線を巡り、湯瀬温泉の民宿か旅館で一泊。翌日は、くりはら田園鉄道にちょこっと寄って、開業初日を迎える仙台空港鉄道仙台空港アク…

【5】「鉄子の旅 6」(後編)

鉄子の旅全6集完結セット (IKKI COMIX)作者: 菊池直恵,横見浩彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/03メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (29件) を見る 一昨日の【5】「鉄子の旅 6」(前編)、そして鉄道マニアが求める"世界観"。そして…

【5】「鉄子の旅 6」(前編)

鉄子の旅 6 (IKKI COMIX)作者: 菊池直恵,横見浩彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/02/28メディア: コミック購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (99件) を見る 月頭に刊行された「鉄子の旅」について語ってみます。今日は前編。 キーワードは…

『新宝島』の酒井七馬って、実在の人だったんだ……

中学生だった二十数年前、近所の図書館で「手塚治虫漫画全集」の『新宝島』を読んだときのことです。 古本屋では数百万円という値段が付いていること、今では赤本時代の本を読むことはほとんどできないと言うこと、そして「日本のマンガの原点」であるという…

例の『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』ってどうなったんだろう。

手塚治虫=ストーリーマンガの起源 (講談社選書メチエ)作者: 竹内一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/02/11メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 18回この商品を含むブログ (33件) を見る「民都」大阪対「帝都」東京 (講談社選書メチエ)作者: 原…

今さらなんですが、米澤嘉博さん、ご冥福をお祈りいたします。

コミックマーケット準備会の代表だった米澤嘉博さんの死を知ったのはプノンペンの安宿でした。10月7日のことだと思います*1。 冷房付きの宿でゴローンとテレビを見ていると、NHKの海外放送が。なんか見たような番組が……と思ったら、「つながるテレビ@ヒ…

「しぶちん京都」 嗤われる京都人と嗤う京都人

漫☆画太郎の再来? グレゴリ青山のエッセイ漫画 西原理恵子の「鳥頭紀行」がヒットした90年代末あたりから、女性漫画家による実体験型エッセイ漫画というのが一つのブームになっています。現代洋子や倉田真由美なんかもその延長線上にあるのでしょうか。鉄系…

アンチ萌えオタクの見た「ハチミツとクローバー」10巻

「ハチクロ」の最終巻、読了しました。ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/09/08メディア: ペーパーバック購入: 4人 クリック: 156回この商品を含むブログ (813件) を見る 凄い展開になっ…